詩人:せーや | [投票][編集] |
優しそうな
大人しそうな君の
そんな恐い顔を初めて見た
「私の怒る顔が、そんなに珍しいかぃ?」
と僕に尋ねた
「先入観という言葉が嫌いだ」
僕は答えた
君は何も言わず
ただ笑っていた
詩人:せーや | [投票][編集] |
私を取り巻く
人が 時間が 場所が
全てが嫌になって
目を閉じてしまいそうになったら
一度 遠くを見よう
近くばかりをみてると
見えてこない物も
きっとある
詩人:せーや | [投票][編集] |
君のどんなに優しい言葉でも
君のどんなに優しい行いも
僕は忘れてしまう
バカだから
君が抱き締めてくれたカラダ
君が撫でてくれた髪
君が拭ってくれた涙
全てを忘れてしまう
俺がバカだから
君はいつでも優くて
君はいつでも電話に出てくれて
君はいつでも味方でいてくれて
それでも僕はバカだから
今から会おうと言っても
君は会ってくれるんだろうね
嫌な顔ひとつせず
あくびも我慢して
僕の左手を握り締めてくれるんだろうね
会いてぇな
俺はバカだから 君を傷付けてしまうと分かっていても
想ってしまう
ほんとバカでごめんな
俺があとほんの少しでも 優しい男で
俺があとほんの少しでも 君の事を考えれて
あと ほんの少しだけ、おりこうさんだったら
君を悲しませずにすむのに
君の涙を止められるのに
君の小さなカラダを
誰よりも強く抱いてやれるのに
バカでごめんな
詩人:せーや | [投票][編集] |
出会いはふとしたとき
君が声をかけてくれた奇跡
あの時 出会わなければ 今の僕は また随分違う僕になっていたと思うな
いつでも繋がっている安心感
孤独という言葉を 僕から奪ってくれた
時に別れという物の辛さ 切なさ 悲しさ
涙が僕に強さをくれた
この強さは この涙は
彼から僕に向けた最後の存在の証
もう 彼には二度と会えない
記憶の中に生き続ける
そんな綺麗な言葉は僕は使えない
僕は大切な宝物も大事に扱えない子どものように
君の思い出さえ いつかは薄れていくだろう
僕が去る時のことを考える
どうなってしまうのか予想が出来ない
その悲しみに耐える自信がない
僕はそんな僕が素直で好きだ
綺麗な言葉をならべ
笑顔で さよなら ありがとう
そんな風には出来ないや まだそこまで強くないから
あぁ 決めた
僕が去る時に
君に名前を教えよう
好きな歌を 好きな色 を花を教えよう
そして 僕はその名に誇りを持とう
ずっとその名を名のって生きよう
いつか君の人生の中
その名を聞いたとき
僕のことを思いだしてください
過去の思い出ではなく
今も繋がっている事を
今も僕との思い出を作り続けているということを
大好きです
名はまだ伏せるとしよう
もう少し
僕が強くなるまで
詩人:せーや | [投票][編集] |
目を合わせるのが苦手な人がいる
自分の事を話すのが苦手な人がいる
人と仲良くなり過ぎるのが怖い人がいる
自分の外見を、内面を見られるのが怖い人がいる
暗い部屋が好きな人がいる
一人でいるのが好きな人がいる
自分の中に傷を持っている人がいる
人の分まで悩みを持っている人がいる
人間というものの汚さを知っている人がいる
生きるという事の辛さを知っている人がいる
僕にはあなたという人がいる
あなたには僕という人がいる
詩人:せーや | [投票][編集] |
君はいつからか
僕の呼び掛けに、答えてはくれなくなったね
ギュッとちからを込めて、君の小さな手を握っても
いつからか、それさえも僕の一人よがりになって…
仕事が休みな週末は、いつも部屋で
君と朝から二人きり
話すのはいつも僕だけど
そんな時間も、こんな僕にとっては何よりも大切な時間で
暇人なのね、と笑う君
知らぬ間に僕と君を繋いでいた
固いくさりを君は必死に壊そうと
毎日見えないくさりを叩く君の姿は
僕に優しさというものを教えてくれて
僕に涙というものを与えてくれて
君がどんな夢を見ているのか分からないけど
どうか 僕がそばにいますように
どうか 君が笑っていますように