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さざなみの部屋


[4] 夏の終わり
詩人:さざなみ [投票][編集]

時間が止まる
唇の動きで分かった
電車が私達を切り裂く
もう終わりね

蝉の音が耳を引っ掻く
私の胸を引き裂くのは

擦れ違って
忘れ合いましょう
生暖かい風が目に染みる

邂逅する日は
他人でいようか

分かっている
でも乾かないのよ
虫の死骸を見つめる
自然と頷いた

今はこれでいい
これでいさせて

2010/05/03 (Mon)

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