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さざなみの部屋


[3] ハレルヤ
詩人:さざなみ [投票][編集]

通り雨に捕まった
長袖にしがみつく粒
渇かない
離れない

傘を捨てるからよ、と
素敵なお約束なの
ほら、いない
もう、いない

ガムと一緒に包まれた言葉は屑入れにさようなら
また会えるかな

背伸びして借りた詩集
今もチンプンカンプンです
コーヒーをブラックで

風に消された告白が微笑む
始発を待つ手の甲に
不慣れな水が

喉にいる意気地なしの君がやっと外に出られたんだ
日向ぼっこをしませんか
とてもキモチイイよ

子どもみたいにじゃれ合う猫と
おじいさんになった灰と
つぶれた枕と眠ってる
赤いほっぺの君が笑ってる

2010/05/07 (Fri)

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