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レインボー猫の部屋


[2] 黒い男と黒い翼の男
詩人:レインボー猫 [投票][編集]

馬鹿者食うなと何度言ったら分かる!

腹が減っても我慢しろ

痛い!
俺の腕を噛みきるんじゃねえよ

水なら三日前にふった雨で十分じゃないのか

この手紙のたばは本当に大事なんだ

お前がさっき喰った青のピンクのあれだけで
俺は実に二年の時間を無駄にしたことになるんだよ

ああそれにしても暗いなここは

暗すぎて道がぜんぜん見えやしねえよ

ああだから食わないでくれ!
お願いだ!
俺が泣いてお願いしてるのが見えないのか?
そうだ、そうしろ落ち着いてくれ

それをぐちょぐちょの地面に落とすのももうなしだよ

むしろ返してくれ お願いだよ もうお前の助けなんかいらないんだよぅ
それさえ無事ならいいんだよぅ
*****
分かるか?
僕は天使なんだよ
この意味がわかるか?
なんで狂った男の真後ろで、僕が薄汚い場所を歩かなきゃいけないんだ?と大いに身の上を皮肉ったわけだが分かってくれるか?
そんなちょっとの哀れみと同情じゃ足りないよ!
もっとだ!
もっと僕を愛してくれ!

お腹がすいてたまんないよ
くそまずい手紙をやつに気づかれぬようやけ食いしてもな
あいつの足の肉を食い尽くしても足りないよ!

つまりはあれなんだ
神は僕を嫌っていた
ああそうともつぶれたウジ虫をみるように毛嫌いしてたのさ!
そして彼の方は僕に…
やめよう。
悲しくなるだけだよ
まだこれ以上僕の心に悲しさを味あう余地があればね!
憎々しいのはこの手紙なんだ
こいつえなくなれば…
一通でも届けば奴は消えるのだよ
同じところをぐるぐる回る必要もなくなるんだよ
そうなんだよ
僕は悲しい
悲しいよ
こんな奴を救うだなんてできるものか!
なぁあんた変わってくれないか?
宛名のない虚無の手紙を食べれればそれでOKさ
女の子で
そこそこかわいくて
地味な子じゃなければ
同伴してくれるだけでもいい
むしろ同伴してくれる子がほしいな

2004/02/10 (Tue)

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