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蛍の部屋


[25] 「恋しい」
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結びあってた手と手
今離れ
見つめあってた目と目
そらし合う。

右、左、別々の道へと足踏みいれる。
刻は経ち、慣れた孤独、街に独り
桜の季節、やわらかい風に吹かれそっと想う。
思い出過り、未練抱きはじめる。

今さらとわかっていながらも独り、
花曇りの空見上げ
貴方のぬくもり もう一度掌 合わせ 乞い願う。

2005/05/01 (Sun)

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