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蛍の部屋


[53] 「立ち上がれ」
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木枯らしが冷たく私の身体(からだ)を突き抜ける
痛いぐらい貴方の事知りすぎて
立ち直れぬぐらい貴方に迷い込み
光の海でなぐさめてもらったけど
痛みが大きすぎてなかなか笑えないよ。

それでも、笑うの。
無我夢中に笑うの。
そして、強くなるの。
どんな風が吹いたって
倒れない私になるの。

枯葉が落ちゆくなか貴方の事
想い苦しんで
悲しいぐらい貴方の笑顔はズルくて
淋しいほど貴方は優しくて美しいメロディーで
なぐさめてもらったけど
悲しみが大きすぎてなかなか笑えないよ。

それでも、笑うの。
無我夢中に笑うの。
そして、優しくなるの。
どんなに悔しくたって
泣かない私になるの。

2005/06/14 (Tue)

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