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たかし ふゆの部屋


[24] 白紙
詩人:たかし ふゆ [投票][編集]

空白が続いている

時間だけが流れている
決して待たない
時も
人も

雨の音を聞き
梅雨の気配を香り
付き合い始めてから最初の一ヶ月を迎えようとしている

物語は突然始まる
誰も予測など出来ない

白紙が小刻みに揺れる
小走りで工場を駆け抜け
あの人が車中で待つ
木曜日の真夜中へと

2016/05/12 (Thu)

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