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たかし ふゆの部屋


[38] ハングリーデイズ
詩人:たかし ふゆ [投票][編集]

背負わされた責任を運命と呼ぶ人と
立ち塞がる世界との間で
揺れていたあの頃
ゆらり
くゆる煙草の不確かな煙と、コーヒーの確かな温度


宛のない目的を目掛けて走り続ける
実体の無い願いの旗を掲げて
何度も、何度も
空中遊泳のように

現実よりも
夢を見る方が難しい事を知らない
そんな時間だけが愛おしい、という不思議さ

産み落とされた僕らに伝えられることを
今、生きている僕らに奏でられる言葉を


道に迷ってきたことも、何かを見落としてきたことも、目的なく明日を眺めるだけの日々の言い訳にはにはならない
家族や友達を想うことは、同じ場所に留まって、歩き出すことを躊躇う理由にはならない


「ハングリーデイズ」


古い靴を脱ぎ捨てる勇気を

2018/01/15 (Mon)

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