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たかし ふゆの部屋


[37] 言葉で遊んだ理由を思い出せない
詩人:たかし ふゆ [投票][得票][編集]

掠れた冬の匂いがまとわりつく
その理由を探しているうちに
知らない場所へと来てしまった

誰のためでもない
何のためでもない
したたかで
たおやかな偶然
その理由を思い出せない

瞳は閉じているのに
世界が見える
文字と言葉の羅列が海になる
それに飲まれる

レッスン

溺れかけたように呼吸がずれるのは
世界が一ミリ
俺を受け入れたからだ

2018/01/12 (Fri)

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