詩人:現実的SUGILL | [投票][得票][編集] |
脳裏をよぎる痛すぎなワード
それは予兆もなくあなたが
去った日のこと
つぼみが欲しいよ
アルコールで流す憂鬱
だって、いっこうに
開花しない人生
こころは子供のまま
身体だけ大人になって
我を忘れて恋にのめった
全部捨てようとさえ
思った瞬間も
確かにあったのに
ある日、こころが大人に
追いついてしまった
こんなところで我に返った
ふたりは夢から醒めた?
それとも、眠りから覚めた?
アラームが現実を突きつけただけ?
それは前兆もなく痛みに
襲われた日のこと
裏切りを許せないよ
すべてがやるせないよ
思い立ったら
何もかもが厭になって
いまの自分の殻から
飛び出したくて
各駅停車の旅に出た
性格の不一致とか
価値観の相違だとか
よく聞くけれど
そんな一言じゃ
収まりきらないね
逆流する想いは
なぜか後悔ばかり
言葉にできずに
思い出にも変えられずに
またくるしい瞬間に
埋もれながら
このまま眠って
あてもなく揺られて
流れながれて
知らない街に行くよ
やさしい音楽に
包まれながら
あなたの足跡のない
街へ行くよ
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