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野良猫の部屋  〜 新着順表示 〜


[20] 恋文
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淡いピンクのこの紙に
私の想いを託します
溢れる想いを共感し 胸の音が大きく響く

ドクン

ドクン

薄っぺらいこの紙は 抑えられない私の気持ち
頼りないかもしれないです
料理も下手かもしれないです

でも この気持ちは誰にも負けない 譲れない


『好き』


手紙を書いて 寒空の下 ポストへ走る
後は手紙を入れるだけなのに・・・
簡単な事なのに

ドクン ドクン

 ドクン ドクン・・・

何分も迷ったんだよ?
真剣だったんだから

だからそんなに笑わないで
恥ずかしい
照れくさい

でも、あったかい

私は今 あなたの肩にもたれる事ができて幸せです

2004/02/23 (Mon)

[19] 携帯電話
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世界中に普及し 人々を自在に操る機械
それを見るために
人は 俯き 気をとられ
時には 大惨劇を招くこともある

それでもこの機械を手放せなくて
数え切れない数の電波を飛ばす

飛び交う電波の波の中に それぞれの想いを託して
『好きです』

『さようなら』

『ありがとう』

『むかつく』

私の手元にあるコレは 誰からの着信を待つのだろう

声にならないものは文字として表し
文字として表しきれないものは声に出して伝える

今この世界から コレがなくなったら世界はどぅ混乱するのだろう
人々はどうなるのだろう

わがまますぎる私たちに 必要不可欠なもの
それが

携帯電話

2004/02/23 (Mon)

[18] 居場所
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走っても

走っても

あなたとの距離は広がらない

追いつかれちゃダメなのに・・・
もぅ頼っちゃダメなのに・・・

なのにアタシが握っているこの手は
どうして離れないの?

もう少し  もう少しだけ・・・

アタシの弱い気持ちが
何度もこの想いを 繋ぎとめる

そしてまた 何度も  何度も
してはいけないキスを繰り返す

あと少し  あと少しだけ・・・

この部屋にいることを許してください
別れという名の2人の未来
私はまだ 歩むことができないまま
あなたがここにいる限り
明日もまた ここに来てしまうでしょう

だって ここが私の居場所だから

神様 もう少し 私に愛を感じさせて

もう少し  もう少し・・・

2004/02/23 (Mon)

[17] 流れ星
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寒い冬
昨年まではいたあなたの代わりは
今も誰にも務まらない

待ち合わせした 小さな駅前
何度も 何度も 通っているはずなのに
何度も 何度でも 思い出す

大きな手

優しい目

暖かい声


ふと見上げた空の星に願う

またあなたと一緒にすごせるようにと・・・

けれど現実は残酷で
星の輝きも変えられない

じっと見上げていた星空に
ほんの一瞬キラリと光る
それは流れるように素早くて
目を疑いそうになる

でも私は その光に願いを託す

もう一度・・・


願いは届きましたか?お星様

振り返って帰る私の目の前に
あなたがいてくれることを願いました

2004/02/23 (Mon)

[16] 痛い胸
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あなたを見る度痛くなる

私以外の花に触れないで

見ないで

聞かないで

こっちを向いて

目をそらさないで

こんなに伝えたい膨らみすぎた想いを
あなたは受け取ってくれますか?

それとも

いろんな花へ飛び交う蜜蜂のように
あなたも遠くへ行く日が来るのですか?

そぅ考える度 胸が痛い
この想い
明日になればまた 愛しさを増し
いつしか花は蜜蜂を捕まえる

そぅ

私があなたを抱きしめるように・・・

2004/02/23 (Mon)

[15] あなた
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僕はドジでおっちょこちょい

だけど助けてくれる人がいる

知らん顔の人たちの中で

僕をまっすぐ見つめてくれる人がいる

僕が困っていたら
すぐ傍に来て

『大丈夫?』

そのたった一言が嬉しくて
何でも頑張れる僕がいます

だから

今 あなたの傍にいることができて

幸せです

2004/02/23 (Mon)

[14] SKY
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限りのない空
純粋な 汚れのない大きな雲

吸い込まれそうになり
一体感を覚えたりする
そんな景色を一日中眺めながら
『自分』という ちっぽけな存在の意味を問う

何の為に 誰の為に 今ここにいるのだろう

自分にできる事って 何なんだろう

疑問は この空のように限りなく続く
どこまでも
大きな雲と一緒に・・・

行けるとこまで流されて
自由という名の世界を望む

今 改めて思うのは

空の鮮明な青が大好きだ

2004/02/23 (Mon)

[13] 永遠の香り
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誕生日
彼から香水の贈り物

でも私は香水が嫌い

なぜなら

傍にいる『あなた』という存在の香りが消えてしまうから

10年後
あなたが私の隣にいなくても
たった一つの暖かい香りは

私の胸の中に
永遠に記憶されているでしょう

2004/02/23 (Mon)

[12] オレンジ
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冷たい空の下
活気溢れる商店街を 肩を並べてゆっくり歩く

黒いコートに
オレンジのマフラーが目立つキミ

行き交う人とすれ違う度
冬の寒さを忘れそうになる

キミの家まであと少し
繋いだ手は冷えきって あの暖かさを懐かしむ

このまま時が過ぎればいいと
キミも思ってくれているのだろうか

キミはそっと
オレンジ色のマフラーを 私の肩に巻いた後
また手を繋ぎ 歩き出す

暖かい あの家に着くまで

2004/02/23 (Mon)

[11] 冬の駅
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いつもの駅の
いつもの場所で

戸惑いながらも彼を待つ

決まって彼が

『ごめんな』

の、一言

その一言と
あなたの冷たい手が愛しくて
涙が溢れ出す

別れ際の彼は
遠くの誰かを想いながら
私にそっとキスをした

気づいた時には
春がそこまで近づいていた

2004/02/23 (Mon)
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