ホーム > 詩人の部屋 > 野良猫の部屋 > 悪夢

野良猫の部屋


[26] 悪夢
詩人:野良猫 [投票][編集]

日曜日の午後
 
偶然通りかかった店のショウウィンドウを見ていると
  
偶然写ったガラスの影に 一瞬凍りついた

  
何も考えたくなくて


このガラスを割ってしまいたかった

現実だなんて思えない 思いたくない

だって昨日
学校
 コンビニ
   帰り道

ずっと2人一緒にいたのに
手をつないでたのに
冷たくなった私の頬に 接吻してくれたのに・・・

私の見たあなたは
私に見せない優しい笑顔で
私の親友と
口づけを交わしていた

   
走って

走って  

泣いて

泣いて

夢だと思った


誰か早く



私を悪夢から連れ出して・・・

2004/02/24 (Tue)

前頁] [野良猫の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -