詩人:ハリジャン | [投票][編集] |
三日月に今宵頷き
始まりは昭和五十四年水無月
温厚で気高き双子座の羊
逆流を目論む大河の一滴
狙いを定め一発で仕留める
ご自慢の話に自我自賛
それに自己証明なら何度でも組み立てる
真実は現実に隠されれた裏側
詰り目のみで鵜呑みする輩に
口と耳その意味中味の心に
伝える日々これ地道の喜び
俺と言葉の絆が深まり
エンヤコラヨと浮世を生き延び
未来と共鳴存在の証明
天敵は己と時計の行進
土に帰るまで言葉を送信
この星の外側に張り付けられた
我等儚きせつなを巡る
季節が絡まる点と線
結ぶ無数放物線
見えない意図が導く岐路が
広がる路地裏行き先は墓場さ
まるで壊れた拳銃でロシンルーレット
黙祷を済ませて健闘を祈るよ
何処に向かおうが待つのは修羅場だ
何となく咲く花に雑草は見えない
例え踏まれたとして
俺達は枯れない
東京の深い森に迷い込んだ羊から
煉獄にた向ける特別なの神曲
第一章インフェルノ
grazie
mille
per
ungenio
dante