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黒夢の部屋


[119] 夜を愛す
詩人:黒夢 [投票][編集]

星が囁く、声が消える。

夜は続く、月が笑う。




闇に手を伸ばせば

僕は音もなく消えていく。

少しでも此処に在ると言いたくて

僕は歌う。




誰かに届けようとは思わない。

少しだけでいい。

少しだけ音の無い闇の中に

この声を響かせてみたいだけ。




声が生まれる、星が消える。

太陽が輝く、朝が始まる。




また、夜が訪れるまで

僕は眠る。



僕は夜を愛す。

そして

僕は夜の闇の中で、歌い続ける。

2005/06/16 (Thu)

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