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黒夢の部屋


[118] 海に還る日
詩人:黒夢 [投票][編集]

揺れる意識。

頭が考えることを拒否する。

耳に届く穏やかな波の音。

このまま目を閉じれば、君が見えるかもしれない。





水というガラスを透して見た、歪んだ太陽。

零れ落ちていく水を、この想いと共に

すくい上げることができたら。

流れるままに、波に身を委ねていれば

君の元に辿り着くだろうか。





命の還る場所と言われるその場所に

僕も

長く短い『生』を全うした後

還って来たい。

そして

ようやく君の手を掴むんだ。





全ての命が還ってくるその限り無い海原で

僕等が

僕と君の魂が

もう一度、出逢えることを

切に願う。

2005/05/31 (Tue)

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