詩人:黒夢 | [投票][編集] |
何があっても譲れないものってあると思う。
それは
勉強だったり、スポーツだったり。
人によって異なるけれど
奥底にあるそれへの思いは一緒。
それはきっと
『誇り』。
譲れないものがあるから
人間とは変なところで意地っ張りになって
決して諦めることなく
より高い場所へと上っていこうとする。
限りなく高い場所へ。
世界を見渡せるような高みへと。
自分より上に人がいるなら
その人を蹴落としてでも、上り詰めようとする。
まさに『下克上』。
自身の誇りを成すものが
手放せないものだから
いつかそれを手放す事を知っていて
終わりの瞬間を、自身の足跡を、己の軌跡を
誰かの心に遺せるように。
自分の誇りを、全てに刻み込むように。
譲れないから
強情になる。頑固になる。意地を張る。
譲れないから
負けたくない。半端にできない。胸を張っていたい。
誰にでもある、【譲れないモノ】。
それが、『誇り』。