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黒夢の部屋


[50] 卒業の日
詩人:黒夢 [投票][編集]

いつも通りに別れよう。

僕等が別れるあの信号まで、笑いながら歩いて。

そこで立ち止まって信号が青になるまで話をしよう。

きっとその瞬間
僕は泣いてしまうだろうけど
笑って手を振るから。

いつも通りに首だけで振り返って
歩いていくその背を見送りながら。

そうして僕も前を向こう。

『また』
そう言って、希望の言葉を残しながら。

僕等しか知らない再会の言葉を
その場所に残しておくから。

2005/01/31 (Mon)

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