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Aceの部屋  〜 新着順表示 〜


[58] 題:Re
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そんなこと気付いてるんだ
知ってるさ
テストの解答に求められていることは、そんなことではないのでしょ?


※光にも速さがあるのだから、目に見えているもの全てはちょこっと前の世界であり、私はちょこっと未来に生きている



わかってんだ
写真はなにかの集合体で、人間もなにかの集合体。
でも違うんでしょ?


※宇宙は無から生まれたが、無ならそこら辺にいっぱいある


さあ、真っ白な砂漠に鉛筆を走らせよう。
約束の鐘が聞こえてくる前に

2011/06/13 (Mon)

[57] 暮山水
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東の空に日が二つ
世界の終わりを悲願む人
遠くの光が届くとき
私は夜空の過去を知る

西の夜空に月一つ
世界の終わりを歎く人
意志と意志とが分かつとき
人は世界に核をうつ

2010/08/29 (Sun)

[55] プライド
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善意を持って悪意に対せよ

正義を持って別の正義に対せよ

律儀を持って無礼に対せよ

融愛を持って怒りに対せよ

力を持って金に対せよ

人格を持って個性に対せよ

犠牲を持って敵意に対せよ

疑問を持って自由に対せよ

偏見を持って常識に対せよ


すべては思うさま
賢い人生を

2010/02/28 (Sun)

[54] LadyBird てんとう虫
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あなたは覚えているでしょうか

あの大空を

傷付いて
泣き出しそうな空

いっぱいの笑顔で
こぼれ落ちそうな空

仕種も、
声も、輪郭、指先表情も
あの時の空の色もみんな

私は忘れません


忘れる事をなくしてしまいましたとさ

空に恋しては想いつのらせ

雨に打たれては雨宿り

帰る場所などなかったから

雨よ降れ、降れやまないで

あなたの窓は小さくて

あなたの空はわずかに見えるも七色で

私はいつでも色彩をなくしていました

海と空は合わせ鏡

残念だけど 見せません

私は可愛いLadyBirdだから

2010/02/24 (Wed)

[53] 社会
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ため息も
悪態さえも
憎しみそれは想いの裏側

それがお前のありのまま
まるで小さく汚れたネズミ
理想と誇示と自信と現実
泣くも笑うも笑うも泣くも
死体も埋めれば元の土くれ
それでもお前は人の端くれ
お前は俺か俺は想像の範疇さね
きっとお前は高く飛ぶ
見下ろす私は更に上
燃えはしないさせない
ロウで固めた鳥の羽
赤いワイシャツ血糊のにほい
人の視線の破壊工作
捨てたもんじゃないさなぁ後輩
お前の意志は俺が守る

2010/02/22 (Mon)

[52] きれひなしずく
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世界中の涙を集め
井戸を作り
その中で溺れ死にたい
肺水腫になり苦しみ
腹に大量の涙を吸い込み尽くし
ああ、この渦の中心なれば
私の悲しみなどちっぽけであるよと教えてくれるだろうか
つひには骨まで悲しみが浸透し
私はようやく許された気分になれるから
世界中の罪を集め
私の井戸にほおりなさい

きっといつかは

許されるでしょう

2010/02/21 (Sun)

[49] メリーワールド
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この世はどこまでもグレーな天国で

妬んだところでマリアの御胸など有り

はしない

汚くも美しくも
グレーである


聖書の物語に耳を傾けた悪党が
今日も街へと繰り出し
金儲け

真っ直ぐに商人は
媚びを売る

羊飼いは星を捨て
フラスコ握って糸を紡ぐ


メリーワールド

ホワイトなんてありはしない
どこまでもグレーゾーンが貪る世界


メリーワールド

地獄の鬼が手を握る
遠い空の下
遠い過去


仰げ死の空 小鳥の空を

スモーカーな空は煙突をくわえ
煮え切らない思いをその真っ黒な肺から吐き出すだけだ

2009/12/28 (Mon)

[48] 不撓不屈
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逆境に立ち向かうお前はもののけ

蒼い目で前だけを見つめろ


光射す方へ、光射す方へ


苦難に牙を研ぐお前はもののけ

涙ならとうの昔に置いてきた
夢ならば遥か遠方に置いてある


足を前へ、足を前へ


妥協に剣を抜くお前はもののふ

ぬるま湯は風邪しか生まぬ

殺生は憎しみしか生まぬ


お前は良くやってきたお前は良くやってきたお前は良くやってきたお前は良くやってきたお前は良くやってきたお前は良くやってきた

考えるな思惑を継続せよ
心頭滅却すれば火もまた涼し

考えるな戯れ言は解答用紙にでも書いてろ

掃いて棄てられた者の意地を見せろ
期待された命を越えろ

君達の神の正気など誰も保証しないのだから

2009/10/21 (Wed)

[45] ぷらねっとあーす
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変わらず毎年やってきては逃げてゆく
当たり前の事
木々が芽吹き
風がそよぎ
鳥たちは大地とさえずり
海は対岸へと熱を運ぶ
変わらず巡る事こそ
奇跡の連なり
南風が水滴の存在を許さないから
騒ぎ出す虫たちの声
海は相変わらず碧を嫌い
空も相変わらず青を嫌う
砂の海でもたくさんの
命の弔いするだろう
裏表のある腹黒い月を空間の歪みにねじ込み
遊園地のコーヒーカップのように見つめながら回る
そんなちっぽけな世界
星と語らう一方で
見えない線で区切られ仕切られ殺される
そんなちっぽけな世界
いずれは恒星に飲み込まれ
50億年もたないだろう
そんなちっぽけな世界
そんなちっぽけな世界だけどね
60億もの宇宙が詰まってて
誕生しては消えてゆく
ヒックズ粒子て満たされてはいないけれど
日々繰り返すインフレーション
決して晴れ上がる事のない命の旋律
ゆえに私は思う
シェイクスピアにならって


ちっぽけでも猛々しいとね

2009/08/21 (Fri)

[44] 小雨
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戦う時はいつだって

雨がお前を許すはず


殴ったお前のその手には

石ころだけが残るはず


やまない雨はないだろう

それでも私が死ぬまでに

やまない雨もあるだろう

2009/01/31 (Sat)
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