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浜崎 智幸の部屋


[103] 【銀の鈴】
詩人:浜崎 智幸 [投票][編集]



銀の鈴を拾いました
名も知らぬ花の陰で

それは二度と帰ってこぬ
夏の恋の夢でした

好きと言えないままに
散り急ぐ野の花よ
恋が終わったならば
次の恋待ちわびよ

銀の鈴を拾いました
捨てられた口紅(べに)のそばで

それが美しいなら
私でも涙する
蛍 身を焦がすほど
文殻をもてあます夜

銀の鈴を拾いました
捨てられた櫛のそばで
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2024/08/27 (Tue)

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