・夏の夜は水も冴え叶わぬ恋を慰める浅い眠り誘う楽(がく)の声偽りの言葉 すでに無くこの胸の痛み 懐かしく我もまた ひとつ あかり点す・・心騒ぐことは熄(や)み億万の目が閉ざされる寄せて返し 時は滞る渇仰(かつごう)のくびき すでに無く素足の天使が舞い降りて浄められた窓 そっと叩く────────────────
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