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カクレクマノミの部屋


[29] 愚かな自分
詩人:カクレクマノミ [投票][編集]

様々渡りて時の河
隠し隠され人の中
流れた先で露見する
薄く固い鉄の皮


叩く者は数多く
壊した者は無に等し


歩みを寄せた葉の中で
自身も葉だと気付かされ
流れ流され打ちつけた
葉先は疾うに丸い後悔


渡った先の葉っぱの溜まり場
一葉一葉去ってく港
残りの葉っぱは惰性か怠惰
それも悪くはないのかな


頭をよぎる一縷の過ち
葉は一様に暖かけり
一枚一枚思い出し
残りは何もしない後悔


淘汰されないことの苛立ち
悪は全て根のない葉っぱ
枯れて気付くは愚かな自身
皆暖かかったよありがとう

2013/06/10 (Mon)

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