詩人:カクレクマノミ | [投票][得票][編集] |
東の空の光
僕にはそれがなにか分からない
点滅の意味も分からない
人工衛星の存在証明
架空的存在の気まぐれ
自然現象
全部一緒で理解を超える
ニュースの棒読み
普通主義の曖昧さ
誤りですらない統制
光となって照らしてよ
世界の諸問題
僕の抱える諸々
亡き者の憂い
全部一緒で幻想の範疇
無音の一瞬
連鎖の忘却
天の気まぐれ
奇想天外
転がる必然に身を任せ
その水上をゆらゆら流れ
あの風に軽く吹き飛ばされたなら
僕はいつもの様に生きている
昔の人の笑顔がここにあったなら
僕は今日も生きている
言葉にならない悔しさを思い出したなら
精一杯僕は生きている
生を実感せしめる有難さと苦味
未だ苦味に慣れたくはないと抵抗
一応の頂点を優しく扱えたなら
きっともう苦味なんてないさ
きっともう大丈夫さ
日々、鼓動が鳴る
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