ホーム > 詩人の部屋 > 千里の部屋 > ねがいごと

千里の部屋


[1] ねがいごと
詩人:千里 [投票][得票][編集]

遠い昔
私は ねがいごとをしました
決して叶いません
儚い想いは 星降る夜に 消えてゆきました
少し 暗い蒼 でした 
風が 冷たくて 私の髪を 撫でました
あなたは 優しいけど 
逢う度に 愛おしくなっていきます
あの日 あなたは 『さよなら』 の連絡をくれました
きっと もう逢えない
それでも おれは君が好きだから
ずっと 忘れないでほしい
最後に感じた あなたの温もりは
暖かく 切ないモノでした
永久の記憶に鍵をかけ
私は ねがいごと をかけました
決して叶わないと思うけど
少ない確率を信じて
ねがいごと をかけます
もう1度 あなたに逢いたい と――

2004/03/15 (Mon)

[前頁] [千里の部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -