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本当の事は
心の中にある
まだ誰も知らない
いつか君に
気づいてほしい
本当の事は
言葉にできない
その周辺でただ
漂っているけど
すれ違わないように
誤解の無いように
なるべく近い言葉を選んで
君に語りかけよう
いつか僕の心が
君の心になって
僕の思いが
君の思いになって
僕の願いが
君の願いになって
そんなふうに解り合えたら
日々の些細な会話の中で
飛び交う言葉たちも
今とは違う輝きで
きらめいている
きっと
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私は一体誰なのか
何処へ向かえばいいのか
答えは心の中で揺らぐ
幸せの意味などとうに見失ってただ
昨晩(きのう)の女(ひと)の痴態(しぐさ)を思い出している
描いた夢も理想も遠く忘れて
仮のねぐらに居るみたいな日々を
もう何年重ねてきただろう
生きることの意味など
神様だって教えてはくれない
緩やかな下り坂を自転車で行くように
ゆっくりと ゆっくりと堕ちてきた
昔の彼女(とも)が高貴な家の姫にも見えて
夕暮れの街角 合わせる顔がなかった
振り向けば沈む夕日のように
思い出たちが揺らめいている
眩しく 美しく
まだ省みれば心も痛むけれど
いずれ何も感じなくなるだろう
でも まあいいではないか
いずれ戻れはしないし
たとえ戻れても同じようになるだろう
先へと進むしかないのだ
もう足元は真っ暗闇だけど
さらに暗闇へと進むしかないのだ
夜には星もあるだろう
夜明け前の空は 一段と暗いという
私は全身闇にくるまって朝を待とう
誰もが願う晴れ渡った朝でなくてもいい
曇り空でも雨降りでも
いつか自分なりの光を
見つけなくてはいけない
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閉め切った窓から差し込む光はなく
同じ雨の音だけが鳴り続けても
朝が近いというヴィジョンだけが
なぜか脳裏に焼き付いて離れない
いつかは醒めるとも知らず
長い夢をみていた
ずっと探していたものに出会えたとか
そんな幻想の海で 溺れて…
僕らは限られた時間と空間の中で
まるで悪夢のように求め合った
二重扉で隔てられた園の中には
神の声さえ届かなかった
僕らは容赦なく傷つけあうことで
生きることの意味を模索していた
互いを繋ぎ留める鎖の中に
自由のようなものを探していた
いつか必ず 夜は明ける
どんな悪夢も いずれ終わる
閉め切った窓から差し込む光はなく
同じ雨の音だけが鳴り続けても
朝が近いというヴィジョンだけが
なぜか脳裏に焼き付いて離れない
僕も君も在るべき場所は他にあると
はじめの頃から薄々感づいていた
だからもう外へ出よう
鎖に掛けた錠を外して
既にボロボロな二つの魂が
この闇に食い尽くされる前に
まだ帰ることもできるはずだ
僕らは禁断の実を食べた訳じゃない
最初で最後の約束を交わそう
振り向かずにここを出て
二度と戻らないと
一緒にいるのは今が最後
互いでつけ合った傷も
癒すのは君じゃない 僕じゃない
時が流れて 思い出すかもしれない
思い出さないかもしれない
今 このドアを過ぎればもう
この悪夢は この幻は 思い出になる
朝露ほどたやすく消えないとしても
僕らは 振り向かずに行こう
それぞれの もともといた場所へ
本物の 約束の地へ
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朝露が降りるように 静かに
優しい 愛の言葉を贈ろう
発狂した素肌を癒やす手はないから
〜まだ見つからない ごめん〜
君が どんな痛みでも感じれるように
インチキな配線で半田付けしておいた
まあ要するに 確信犯ってやつだよね
何も誓わず 何一つ誓わせず
生まれたまんまの軟体動物でいたい
俺の三半規管がすっかり壊れる前に
奇妙な愛の言葉で 眠らせてくれ
それとも 君の三半規管も壊してやろうか
いや 白いオタマジャクシをあげよう
何匹欲しい?いくらでもいいぜ
億単位でいるからな ゴミみてぇにな
それとも 君の三半規管も壊してやろうか
いや オタマジャクシをもらってくれ
死んだやつは捨てといていいから
一匹か二匹気に入ったのを育ててくれ
大丈夫 多分カエルにはならないから
やっぱり 静かには話せないが
奇妙で優しい 愛の言葉を贈ろう
君の狂気が好きだ 好きだ 好きだ
好きだ 好きだ 死ぬほど好きだ
愛してる
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夢に破れ さまよう夜
涙はすでに出ないが
まだプライドは残っている
追いかける物はないが
私の血の気は変わらない
どす黒い怒りのエキスで
悪魔の尻尾を煮詰めるなら
本物の神様の優しさを
悟ることができるだろう
雲間から覗く一等星は
何の星座のか知らないけれど
ぼうっと青白く光っている
本当はまだ 誰もいない畳の上で
のたうち回っていたいのに
覚えとけよ
絶対昼までに帰って来るからな
誰でもいいから斬りかかりたい気分だが
冷凍庫が爆破されるまでは我慢するとしよう
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長く 激しい戦いを終えて
歴戦の勇者が力尽きる時
その目は 何を見るだろう
愛する者たちを 故郷に残し
己の心が信ずるままに 倒れる時
その眼には 何が映るのだろう
剣は折れて 矢は尽きた
仰ぎ見れば 何もなく澄み切った空
全てを出し尽くし 力の限りに戦い抜いた
最期にそう言える者だけが
限りなく青く輝くあの空を
去りゆくものを迎え入れるかのように
限りなく蒼く輝くあの空を
見上げていることが できるのだろうか
戦に焼かれ 血が流された街角
母を呼んで泣き叫ぶ幼子は
何を見るだろう
血を流し 横たわった女は
最期に 何を見たのだろう
守るべき我が子か 命奪う凶刃か
泣き叫ぶ幼子は何を知るだろう
横たわる母の亡骸が 立ち上がらぬことも
子を守ろうとして倒れた母の愛も
自らの生命があと幾許かも
どれだけ知っているだろうか
さあ この瞬間に空を描こう
哀しき街の隅に 響く泣き声
あの空は 一体どんな色で包むだろうか
空が 空が優しい涙を流すと
誰が 誰が言い切れるだろうか
世界は回る 私たちの知らない場所では
私たちが見たことのない景色がひろがる
晴れの日も 雨の日も 今日も
どこかで生命は生まれ どこかで散っていく
哀しい詞(うた)だと思わないでほしい
これがこの世界の
私たちが在る世界の
有りようであって
ただそれ以上でも
それ以下でも
ないのだから
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全然わかってない!!って
君もそんな声を出すなんて知らなかったよ
いつも理詰めで憎たらしい程なのに
知らなかったよ
君がそんなに泣きじゃくるなんて
僕のお姫さまが捨て猫みたいに
ベッドの隅で震えている
僕は必死で君を抱きとめて何か言おうとしたけど
何も思いつかなかった
君の翼を奪って生命という名の重荷を背負わせた
僕が大半を持ってやれると思っていたのに…
つくづく男って生き物は弱くて残酷だ
愛してるなんてしらじらしく思えて
泣き疲れた君にごめんねと囁いた
広すぎる宇宙に君と共に放り出されたようで
君が壊れてしまったら…と不安で死にそうだった…
いつものように君の背中をさすっていた時
突然に吹っ切れた
そう 僕は最初から
こんな日々を望んでいた
いつかの誓いを果たすよ
神仏にでも人にでもなく
自分と 君に誓った
〜君が苦しいとき 辛いとき
必ずそばにいる〜
ねえ これを乗り越えたら
僕らはきっと強くなれる
君はまだそんなこと思えないかもしれないけど
もっと大変な荷物も背負えると思うんだ
大丈夫だよ 君も僕も 大丈夫
安定期になったら
またあの海が見える公園に行こう
公園のベンチに座って未来の話をしよう
その次はきっと三人で遊びにいけるよ
きっとみんな楽しくて みんな笑顔でいる
正直、想像つかないけどさ
でも 覚えていて
来年でも50年後でも変わらないこと
いつだって甘えたければ甘えて
泣きたいときは泣けばいい
そして僕は君に何がしてやれるのかと
必死に悩むだろう
「少し元気になってきた??」
「うん、今日は調子良いみたい。」
「いいね!!あ、でもまだ無理すんなよ〜今日はまだ寝てていいよ、何か食べる??」
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僕たちが
どれだけ同じ時間を
過ごしたとしても
互いの胸に抱え込んだ
寂しさや切なさ
苦しいこと つらいこと
決して消えはしない
細かなことを気にせずに
心から語り合えたとしても
それでもまだ悩みや不安が
腰を下ろしている
だけど僕は求めている
あなたのどんな弱さも包む
柔らかな 温かな 強さを
今までも これからも
あなたと出会った時に感じたこと
それは言葉にすれば壊れそうで
でもずっと僕の心に残っている
言葉では伝わらないことが
この世には沢山あるから
あなたの目を見て話せるように
でもあなたが怖がらないように
優しく さわやかな 眼差しで
いつもあなたを見ていたい
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遠くの山々の峰に
たなびいた雲を
朝陽が染めている
僕の背中の方から
すっかり暖かくなって
朝から半そででいる
サンダルはいて
自転車こいでいこう
キミのうちへ
ナカナオリじゃない
改めて今日出会うのさ
もう冷たい風は吹かない
僕ら 要らないモノを脱ぎ捨てて
もう一度 出会えるのさ
〜笑顔で〜
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夢を見ていた僕らは
当たり前のことを
忘れていたかもしれない
僕らが生きている限り
大地は僕らを離さない
絶対などあり得ないのだと
勇者たちは夢をくれた
いや彼らも夢をみていた??
そして全てを手にした
才能と努力と少しの運
世界をひざまづかせるのに必要なこと
しかし運は残酷で皮肉だ
勇者たちは時間と闘い
運とも闘い そして敗れた
この世界の掟の下に 敗れた
絶対などはないと
誰もが知っている
運は残酷で皮肉だが
公平でもある
今日は口づけを
明日は平手打ちを
絶対などはないと
誰もが知っている
でも そこへ近づいた者たちを
僕らは知っている
2009年 カタルーニャ
僕らは夢の中にいた
勇者たちはまた
立ち上がるだろう
夢を掴むために
夢を見せるために
ありがとう バルセロナ
僕らはいつでも恋している
君の見る夢に
君の見せる夢に