詩人:もとり | [投票][編集] |
たんぽぽのように
ふわりふわ
空に儚く溶けていく
陽炎立ち込め
ゆらりゆら
幻想儚く消えていく
星の煌めき
きらりきら
誰にも見られず透けていく
桜の涙が
ひらりひら
それでも春は舞い降りる
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蓋をして
押さえて
閉じ込めて
二度と開かないように
必死で蓋を押さえつけて
誰にも分からない様に隠して
日常の生活に戻っていく
貴方じゃなきゃ開けられない
でもまだ開けてはいけない
もしかしたらもう
開けるべきではないのかもしれない
私は泣きながら蓋をする
溢れてしまわないように
零れてしまわないように
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掻きむしりたくなるほど
こんなに辛いのに
心の痛みは
表に現れない
手首に滴る赤い涙を見て
そっと安心するの
まだ足りない
まだ足りない
私の苦しみは
私の悲しみは
こんなものじゃない
目に見える心の傷を
そっと愛でて優しくなぞる
本当は分かってる
左手に訴えかけても
所詮は独り善がりな事も
この涙が止まる頃には
私の傷も癒えたら良いのに
私の苦しみも
無くなってしまえば良いのに
私自身を
もっと愛せたら良いのに
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あっちにふらふら
こっちにふらふら
ひどく中途半端な気持ちが
周りを深く傷付ける
行くって言ったり
止めるって言ったり
大好きって言ったり
大嫌いって言ったり
付き合うって言ったり
別れるって言ったり
その時 その時の決意は本物でも
気持ちがすぐ揺らいでしまう
僕の言葉一つで
僕の態度一つで
笑顔にしたり
悲しませたり
不安にさせてしまったり
君の感情をかき乱してしまう
そして信用を
いとも容易く失ってしまうんだ
大事に思って居る気持ちが
例え本物であったとしても
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多分私の気持ちの
ターニングポイントが
今日だと思う
空と木々に囲まれた
広いグラウンドの小さなベンチで
一人の世界を広げよう
このまま一人なら
もう貴方を忘れよう
多分貴方は来ないのだろうけど
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笑えるくらい
呆れてしまう
甘い言葉の裏なんて
何も考えなかったのね
夢物語は終わったの
現実はそんなに優しくない
泣き叫んでもいいよ
どうせ王子様は来ないから
醜く爛れた火傷の様に
じわじわと痛みは広がるばかり
あぁ 何て滑稽な姿だろう
あぁ 何て無様な姿だろう
自分で自分を殺し
誰からも愛されずに死んでいく
まるで羽根をもがれた様に
地面に這いつくばったままの姿で
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希望を失って
諦める事が増えてきた
望みすら見いだせず
自暴自棄になり始め
何時からか虚無感だけが
心の中に居座ってる
その場しのぎの楽しさは
何処か空虚で空々しく
倦怠感が私に取り巻き
うまく身体が動かせない
今までどうやって生きてきたんだろう
これからどうやって生きていこう
掴んだモノは
原型すら残さずに消えていく
此処にあるのは
幸せだった記憶と
それ以外もう何もない器だけだ
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貴方にとって
私は何なのだろう
優劣で語るものでも
ましてや順位を付けるものでも
ないのだけれど
貴方にとって
特別な存在に成りたい
大事にして欲しい
出来れば実感するほど
愛して欲しい
あまのじゃくな私だけれど
本当はずっと言いたいの
大好きなの、と。
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常識に捕らわれすぎて
物事の本質を掴めないでいる
型に嵌めようとしても
机上の空論は所詮
憶測でしかない訳で
曖昧な僕の思考は
共感は出来なくても
理解は出来るだろう
だから僕は君に言う
常識的に考えてみて
一般論では違うはずだ
だから君も僕に言う
今在る物を受け止めて
有りの儘を受け入れて
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息の根を止めるなら
感情を殺して一思いに
表情を変えずに
貴方の指で終わらせて
深く堕ちたいの
何処までも
最期の時には
貴方を瞳に焼き付けて
それはとても 幸せな事でしょう
何も連れて行かないよ
思い出も貴方も
不安材料も儚い未来の夢でさえも
すべてを終わらせて
すべてを断つ
もう優しい声は聞こえない
もう濁った瞳に映らないから
だからもう 抱きしめなくて良いんだよ
息の根を止めるなら
感情を殺して一思いに
表情を変えずに
貴方の指で終わらせて
例え 私が
愛してと 願ったとしても