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もとりの部屋  〜 投稿順表示 〜


[93] 唄。
詩人:もとり [投票][編集]



貴方が好き

愛している


そんな言葉が飽和して

恋愛の唄は飽きてしまった


幸せな唄すら今聞きたくないのは

きっと共感出来ないからだろう


昔に流行った曲だって

思い出も一緒に連れてきてしまうし


悲しい曲を聞いて

浸っているのが日課になってしまった



もうあの頃と今とじゃ

環境だって違うのに


私はまだ縛られたままなのだろうか

まだ歩けてすら居ないのだろうか




2015/07/07 (Tue)

[94] 臆病。
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私はあまり眼鏡が掛けられません

ハッキリ見えてしまうと

人の顔色を窺ってしまうから



人の声色や

眼の動きとか

態度など

気にしてみればキリがないけど

見えなければまだ怖くない


だから曖昧に

だからぼかして



それが私の防御策

傷つかない為の処世術









2014/07/14 (Mon)

[95] ジェンガ。
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小さな喜びや

小さな幸せを積み重ねて

崩れ去った先には

きっと終わりの始まり



小さな不安や

小さな不満を積み重ねて

崩れ去った先は

きっと希望の始まり



私は今日も休まず

貴方への想いと

貴方との思い出を

積み重ねていく



貴方への期待や

貴方への諦めを

交互に積み重ねて

これからどんな未来を創ろうか






2014/07/15 (Tue)

[96] 信じる。
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信じるってこと

簡単なようでいて難しい



信じられる様な根拠も

それだけの安心感もないまま

信じるなんて簡単に口に出来ないから



だから私に信じさせてほしい

貴方しか見えないくらいに


私の事ももっと求めて欲しいと願う

私しか見えないくらいに


信じて と呟くのならば

信じさせて と強く願う



不確定な未来の約束も

不安定な現在の関係も


曖昧に濁してしまうくらいに



2014/07/15 (Tue)

[97] 自分勝手。
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自分の理想を掲げて

自分のしたい事をして

自分の立場も忘れて

自分のやりたい放題やって

自分に跳ね返ってくる責任に押し潰されて

自分の今の状態から抜け出せずにいる




他人の目も気にせずに

他人の気持ちはお構い無しに行動し

他人に様々な迷惑をかけながら

他人の世話になりつつ生きている


他人がどう思っているかなんて何も考えずに



自分の事は棚に上げて

他人を嘲笑し罵倒する


自己顕示欲だけは一人前で

舌の根も乾かぬうちに

反論をまくし立てる



そんな自分を見つめ直して

自分と向き合ってみないと


他人の立場になって

他人とも向き合っていかないと



人は鏡

自分がした事や

自分がとった態度が

相手から跳ね返ってくるからね




2014/07/16 (Wed)

[98] 罪の告白。
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二人を繋ぐ糸が

切れてしまった


離れてしまった

壊してしまった

巻き込んでしまった

傷つけてしまった


貴方を守りたかったのに

貴方を苦しめてしまった



私さえ居なければ

こんな事にもならなかったでしょう




愛しているのに
 
苦しめてごめんなさい


愛しているからこそ

こんなにも辛い



私のせいで

ごめんなさい









2014/07/17 (Thu)

[99] 喪失感。
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大切な人を

失ってしまった


窓から飛び出すつもりだったのに

背中は誰かに押されてしまった



覆水 盆に返らず


必死にかき集めた物も

もう元には戻らない



私の心は凍ってしまった


言葉は風に消えていった

想いを心に残したまま


やがてくる春を

素直に待ち望めないまま





2014/07/17 (Thu)

[100] 弱虫。
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幾度も止めようと思った

幾度となく苦しいと感じた


でもその甘い痛みは

幸せだったのかもしれない



心に空いた喪失感と

身体に残る貴方の温もりと

記憶にある貴方との思い出が


真綿で首を絞めるように

私をじわじわと追い詰める



一人で生きてきたはずなのに

一人には慣れていたはずなのに


涙はまだ枯れる事はない

何処に居ても貴方の事を

思い出すのだろう



こんなにも色褪せて見えるのだろうか


ただ貴方がいない

それだけで



2014/07/18 (Fri)

[101] 君と僕と空模様。
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あぁ

嫌だなぁ


真っ黒な曇り空を見上げて

まるで僕の心を投影しているようだと

自分に重ねてみてみたり



何でこんなにも

上手く行かないんだろう

何にも手につかないや



訳もなくむしゃくしゃして

優しいあの子に八つ当たり


それでも優しくされると

自分が嫌な奴にみえて

自己嫌悪のスパイラル



何で君は

そんなに笑顔で居られるの?


ずっとこのまま

一緒に居られるとは限らないのに

ずっとこのまま

同じ気持ちが続くか分からないのに



憮然とした僕に

君はそっと手を繋ぐ

包み込むように優しく笑う



笑っている君を見て

安心してしまう僕も居て

何だかもやもやも晴れてきて

空も青さを取り戻し始めていて



それはまるで

僕の心を映し出したかの様な

空の色だった





2014/07/18 (Fri)

[102] 唯一無二の愛は。
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確かに周りの言うとおり

遊ばれて居ただけかもしれない


決断を迫ると

居なくなってしまったから


私はいつも貴方を

待つ事しか出来なかったから



でもそれでも

残る思い出は綺麗で

貴方は笑っていて

私も幸せで


例え偽りでも

愛情をちゃんと感じられて

深く 深く

貴方を愛せて



それでいいよ

それでもいいと思ったんだ


私は可哀想なんかじゃない

私はちゃんと幸せだったんだ




涙を流しながらでも

胸の痛みを抑えながらでも

しっかり前を向いて歩くの


そう 私は幸せだったんだと

綺麗で儚い思い出を抱いて



2014/07/20 (Sun)
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