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もとりの部屋  〜 投稿順表示 〜


[153] 世界で一番愛しい他人。
詩人:もとり [投票][編集]



貴方は他人


私が本当に愛して

未だに唯一無二な他人



他人事のように

他人のふりをして

他人に戻っていった


只、其れだけの事

望んではいけないのだから

これ以上は自主規制



‥目は正直だけれども

身体も正直だけれども

心はずっと求めて居るけども


2015/02/13 (Fri)

[154] エンドロールに花束を。
詩人:もとり [投票][編集]




早く

早く

終わって下さい


物語はもう終わったのだから

これ以上続けるのは無意味でしょ



物語の始まりから終わりまで

貴方で締めて

貴方で満たして


楽しかった

幸せだった

そんな感情でいっぱいにして



手元にある輪郭のぼやけたお薬を

焦点が定まらないまま見つめている


最期に貴方に会いたかったな



自分で幕を降ろすしか

方法が無いというのなら、私は、今。





2015/02/13 (Fri)

[155] 悪意なき、悪意。
詩人:もとり [投票][編集]



なぜ きらっちゃいけないの?

なぜ きずつけちゃいけないの?

なぜ むししちゃいけないの?


なんで?

どうして?



だってあのこ

きらいなんだもん

きらいなまま

いっしょにいなきゃいけないの?

それはわたしがつらいよ?

ねぇなんで?

どうして?


あのこ なかないよ

あのこ おこらないよ

だからだいじょうぶだよ

きにしてないんだよ

え?だめなの?

なんで?

どうして?



だれがきめたの?

だれのるーるでうごくの?

それにしたがわないといけないの?

どうしてきめつけるの?

ほんとうにただしいの?

それはまちがっていないの?

なにをもってそうきめたの?


ねぇなんで?

どうして?



2015/02/13 (Fri)

[156] To K From A
詩人:もとり [投票][編集]



貴方に会えて

貴方を愛して

本当に良かったと

心から感じるの



こんなにも人を愛せるなんて

自分自身が驚くくらい

寝ても醒めても

貴方でいっぱいで


貴方の短所すら

愛しさに変わって



全てを受け入れてくれて

全てを受け入れられて

私は幸せだった


私はこれ以上ないくらい

貴方を愛していた



離れていても

お互い別の道を進んでも

貴方が幸せであればそれでいいと

それだけで幸せに想うくらい

今でも愛しているよ



口では言えない

声には出さない


愛しさと心を込めて

最期のラブレターを貴方に綴る


今のこの瞬間でさえも

愛しさに溢れて

想いを乗せて











2015/03/06 (Fri)

[157] 嘘吐き。
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またこれだ


信じよう

そう決めた時に

いつも裏切られてしまう


残酷な事実を

嘘で塗り固めて



私ね

貴方の秘密

知ってるんだよ


貴方の嘘

知っているんだよ



どれだけ日々を重ねても

もう知らなかった頃には戻れない


もうそのまま隠すつもりならば

貴方との関係も此処で終わりにしよう



私が知っている事は

貴方は知らないままで





2015/03/15 (Sun)

[158] 一人よがり。
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世に蔓延っている陳腐な恋の歌でも聴いて

今の自分の心境にでも重ねてみたりして


何て安上がりな自己陶酔

何て滑稽な自己暗示


自己否定と自己弁護を

繰り返し 繰り返し

行ったり来たりの袋小路



恋だの愛だの

そんな自己欺瞞を持て余し

只ひたすら没頭しているだけ


恋に恋してるおままごとを

只ひたすら楽しんで居るだけ



好きになりました

愛しています

ついていけません

別れます



自己満足で始まり

相手不要の自己完結で終わる恋


濁った瞳は常に足元

暗い部屋でポツリと零す



それは最初から

恋愛ではなかったんだ と。






2015/03/11 (Wed)

[159] 砂の居城は風に包まれて。
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理想を追い求め

現実を置き去りに



もがいてみれど

押し寄せる現実の前に

為す術などもう無く

理想はもう遙か彼方へ



望んだ物など

何も手に入らない


期待した事など

泡沫の様に消えていく
 


それでも私は

向き合ってきたんだ


結果はもう御覧の通り



嗤いたければ嗤うが良いよ


頑張った所で

どうせ何十年後かには

皆死んでしまうんだから


行き着く先は

皆 同じ



所詮叶わぬ

夢物語



2015/03/11 (Wed)

[160] Twitter
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愛してる と視線を落とし

受話器越しに聞こえる声に

もう興味はない



ゲームをしながら

 愛してるよ

ご飯を食べながら

 俺も寂しいよ

本を読みながら

 早く会いたいね



すべての言葉に

嘘は無いけれど

すべての言葉に

想いを含ませてるかと言えば嘘になる


ただ淡々と

日課をこなしているだけ


酷く退屈でつまらない日常に

一滴の刺激を滲ませただけ



彼女ははしゃいだ声で

幸せだと言葉を漏らす


笑えるぐらい溶けた思考で

呆れるぐらい幸せな夢を

壊れるぐらい押し付けながら






2015/03/14 (Sat)

[161] Re:tweet
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愛してる


受話器越しに聞こえた言葉は

右から左へと私の身体をすり抜けていく



貴方の言葉は何処か

羽根の様に軽く

足枷の様に重い


端から見たら

上手くいっている筈なのに

何処かが掛け違ったまま

上手く心が重ならない

気持ちが伝わらない



まだ歪んだ幸せを壊したくないから

出来る限りの明るい声で

精一杯の気持ちを声に乗せる


そんな現状に見ないふりをして

そんな現実に気付かないふりをして




2015/03/14 (Sat)

[162] リフレイン。
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付き合っても

別れても

辛いというのなら

最早どうしたらいいのだろう


内部からかきむしるような痛みが

じわじわと浸食していく



会いたい

堪えなきゃ


寂しい

堪えなきゃ


声が聞きたい

堪えなきゃ


あの人のところへ

戻っても

あの頃のように

戻れないというのに



2015/03/16 (Mon)
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