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もとりの部屋


[123] 放棄。
詩人:もとり [投票][得票][編集]




もう何も

伝わらないんだね



あんなに愛していたのに

あんなに愛されたはずなのに


全て過去のこと

もう後の祭り


この抉られる様な

胸の痛みだけがただ

これが現実だと主張しているのだけれど



でも私はもう

生きることを望んでない


夢から醒めても

貴方が居ないならいっそこのまま

目覚めなければいい


貴方の居ないこの先の人生なんて

もうただの余生で



あまりに無意味で


あまりに無価値だ






2014/09/09 (Tue)

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