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もとりの部屋


[170] 日常と絶望の狭間に。
詩人:もとり [投票][編集]




不幸ばかりじゃない
でも泣いてる数も少なくもない

思い出の中だけで生きていて
未来を少しもみようともしない


そんな私が幸せになど
到底成れるはずもない



笑っている癖に
心の中は冷め切っていて

人に興味関心もなく
ただただ生かされている


こんな枯れた生活が
あと何年続くのだろうと
濁った頭で考えて

日々を無駄に消化し
気持ちを誤魔化し
毎日を適当にやり過ごす


誰が悪いわけでもない
希望が持てないだけ

ただ、死んでいないだけ


これは本当に
生きていると言えるのだろうか



2015/07/06 (Mon)

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