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もとりの部屋


[196] 慟哭。
詩人:もとり [投票][得票][編集]


朝起きた時

昼休み会社から帰ってきた時

夕方仕事終わった後


きっとこれからも

鳴らない携帯を見つめるんだろう

諦めながら

何処かで待ち続けてしまうのだろう



仕事終わった後

家の前に車が止まっているか

期待してしまう自分が居るんだろう


夜八時以降

テレビを流しながら

外の車の通り過ぎる音

扉を閉める音

ドアが何処かで開く音

全てに敏感に反応して泣くのだろう



そしてそれはずっと続くのだろう

想いが思い出に変わるまで



私のここ暫くの

一日の半数を占めていた貴方は

もう去っていったというのに



2016/02/11 (Thu)

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