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もとりの部屋


[197] 置き去りの存在。
詩人:もとり [投票][編集]




中途半端な関係

何も言えない立場

曖昧に濁した本音


不満や不安を内包しても

決して埋まらない孤独感



望めない先の未来

白紙のままの遠い約束

積み重なった現実問題


黒く、黒く塗りつぶす心模様




居ても居なくても同じなら

私の居る意味なんて何も無い


所詮 同情で

惰性で此処まで来ただけ


貴方を待つ時間も

一緒に居る時間も

傷ついて辛くなるだけならば

いっそのこと手放してくれたらいいのに



好きってなんだろうか

これが 好き の成れの果てなら

私はもう何も望めない



両想いである筈なのに

一方通行状態の片想いは

きっと悲しい結末に向かっていく


それはきっと初めから

決められていた予定調和なんだろう



2016/05/19 (Thu)

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