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もとりの部屋


[207] 相違。
詩人:もとり [投票][編集]



常識に囚われて

物事の本質を見極められず

思考の範囲内での想像で

型に嵌めて考えて


理解したつもりで満足感

特別視 故の優越感



ふと翳り出す矛盾点に

疑問符を掲げて

疑心に駆られて

責め立てて追い詰めて


言葉を信じるのと

言葉に縋るのは

根本的に違うというのに

都合の悪い事は見えぬ振り



まるで悲劇のヒロイン気取り

お涙頂戴のとんだ茶番劇


いつか幸せに成れるだろうなんて

何故安易に身を委ねたのだろう



それでも彼女は夢を見る


いつか事実を受け止める様に

いつか現実を受け入れるまで



2016/09/08 (Thu)

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