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もとりの部屋


[229] 世界と私とのその隔たりの中に。
詩人:もとり [投票][得票][編集]




夢を語れるほど純真ではなく

理想を語るほど現実との差異を知らない訳では無い


恋を語るほど純粋ではなく

愛を囁くほど貴方を知り得た訳でもなく

未来を願うほど希望も持ち合わせてもない


可能性など幼い頃に置いてきた

現実 と言う名のしがらみが

私の言動を抑制するだけ



残りの余生に

一体どれ程の価値がまだ残っているのだろうか


きっと命果てた時に

答えが出るものなのだろう


どれだけの意味が有るのか知り得もせず

今日も世界に生きた爪跡を残す



私は今日も

生きている




2018/04/17 (Tue)

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