君が僕の手をひっぱってそこから肩越しに見えた世界は儚くも美しい世界だった君の居ないこの場所は誰もが悪意をばらまいて誰もが憎しみをぶつけ合って誰もが心と心を殺しあっているこの手がなければ僕は永遠に迷子になっていたかもしれない自分という広くも狭い箱庭で
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