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もとりの部屋


[34] ひきこもり。
詩人:もとり [投票][得票][編集]





君が僕の手をひっぱって

そこから肩越しに見えた世界は

儚くも美しい世界だった



君の居ないこの場所は

誰もが悪意をばらまいて

誰もが憎しみをぶつけ合って

誰もが心と心を殺しあっている



この手がなければ

僕は永遠に迷子になっていたかもしれない


自分という広くも狭い箱庭で






2008/05/05 (Mon)

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