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沙奈の部屋  〜 投稿順表示 〜


[11] いつまでも…
詩人:沙奈 [投票][編集]

朝…締め切った筈の
窓から漏れる太陽の光に
起こされる
段々と
意識がハッキリしてくると大好きな君が隣にいて
寝ぼけ顔の
僕を見て笑っていて
僕が悪戯に
額にキスをすると
君が嬉しそうな
本当に嬉しそうに笑うからそれがとても…愛らしくて君の身体を引き寄せて
もう二度と
抱き締める事が
叶わ無いかの様に強く
抱き締めた…

2005/09/08 (Thu)

[12] ソレに魅せられて…
詩人:沙奈 [投票][編集]

秋の太陽に照らされて
穏やかな小道を
君と歩くのが好きだった
僕の手と君の手を繋ぐと
恥ずかしそうに
笑う君が好きだった
肩まで伸びた長い髪を
横に掻き分ける
仕草が好きだった
君と逢える月に一回の
特別な日が楽しみで
その特別な日を
君が豊満な
胸に僕を包み込んで
一ヶ月の疲れを
癒してくれる
君の囁く甘い声で
興奮させるから
僕はこんなに硬くて
抑え切れずに…

2005/09/11 (Sun)

[13] 季節に囚われて…
詩人:沙奈 [投票][編集]

夏から秋に
流れる風景が好きだった
でも移り変わる季節に
僕はいつも
置き去りにされて
夏が終わりに近付く頃
気が付くと…空から
白く輝く雪が降っていて
見たい景色が見えないまま
今年も終わろうとしていた

2005/09/13 (Tue)

[14] 儚い刻…
詩人:沙奈 [投票][編集]

秋の公園で
舞い散る紅葉を見ては
酷似する思い出がある
夏の夜空に
大きな光りの花を咲かせる夏の風景が好きだった…
君と逢うまでは…
一度だけ君とそんな風景を見に出かけた事があった…限られた場所から
抜け出して…
でも一つ目の花が
夜空に咲いた…その時
君の瞳から大粒の涙が…
光りの花に照らされて
幻想に相応しい程
美しい涙が溢れていた…
何故君が
泣いているのかも
分からない僕は
頭が
真っ白になった気がして…

2005/09/18 (Sun)

[15] 儚い刻…A
詩人:沙奈 [投票][編集]

ふと君が呟いた
花火は嫌い…
すぐに散ってしまうから…貴方といる時間みたいに…
僕は、君に
安心させる様に呟いた
余裕と時間に
ゆとりが出来たら
君に逢いに行くよ…
それから僕は
花火は嫌いになったけど、今は君に虜…運命かの様に

2005/09/18 (Sun)

[16] もう一度…
詩人:沙奈 [投票][編集]

千年前…
人間の男と
土地の護り神…龍神様と
許されない恋に堕ちる
襟を犯し
天罰を受けた日から
この村は一年中
季節が通り過ぎない
万年雪…

今日は
悲恋が伝わる
伝説のお祭り…鎮魂祭…
悲しみの気持ちを
少しでも和らげる様に…
村を囲って守る山々に
火を燈す…
こんなに燃えている
炎の様に
千年経った今でも
私は貴女に消える事なく
恋い焦がれて
慕っていると…
気持ちを込めて

2005/09/24 (Sat)
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