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じゅりあの部屋


[4] 最後のプレゼント
詩人:じゅりあ [投票][編集]

向かい合わせた椅子
その度 怯えた子犬のように
寂しく潤む瞳をみて
「もう、これ以上は…」と思った

冷めきったコーヒー
それは 僕等の距離にも似て
長く続く沈黙の中
「もう、楽になろう…」と呟いた

「いつでも君を
愛しているよ」
このエゴがもし
君を傷つけるのなら…

もういいさ
痛みもトキメキも
全てをしまって…

「何も遂げられないことが 僕等の運命かもしれないね」

もういいさ
切なさも何かも
全てに気付かないで…
「諦めること」

今の君へ 僕に出来る
最後のプレゼント

2014/11/12 (Wed)

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