詩人:あいる | [投票][編集] |
地球の水分より多くの苦渋を飲み干してきた
それなのに
自分含め
人との接点を断ち切ろうとは考えられない
なのに強がっては
一人の時間が好き。
だなんて誰かに伝えるの?自分の中で叫んでりゃあ
いいものを
もういーよ
眼が腐り果てる程
見飽きたはずだろ
子汚い世間体と中途半端な期待や残酷な綺麗ごと
眼が見えなくなってきて
振り返るとやっと観えてきた?
勘弁してくれ
だせぇ歳はとりたくないよ
サイズの合わない服を着せられた犬は当然のごとく
怒り狂い
飼い主を噛んだと思ったら即、保健所で始末
もう勝手にしてくれよ
ちゃんと
火葬してくれたよな
あの犬の気持ちを
人工的な炎で
去年の
半月前の
昨日の
2、3時間前の
さっきのボクの本音が洩れる
もう幸せも不幸せも飲めないよ。俯きたくないんだ。
三日月のギロチンで
公開処刑希望状態
首だけで笑い転げてやるよ
瞬きのさきのボクは唄う。もうちょい飲んで
吐きちらしてみろよ
反射して
キレイな空がミエルぜ
おえっ
もう気味が悪いんだ
ボクの体の中を占めてる
6、70%の揺らめく何か
苦渋でないことは何故か
理解できてて
この内気汚染された塊が
心なら
親やメディアでよく耳にする成長って
すげー簡単で難しいんだな
君からみえる
ボクの塊は何色?
ただでさえ息苦しい世界でどーして重力なんてもんが産まれちまったんだ
倒れこんだら
コンクリートのベッド
星空の毛布
以外と闇は暖かい
もう休んでしまおーか?
喉に指をつっこんでも
よーく眼を懲らしても
躊躇する口元
ぼやけた景色、色彩
また飲んで飲んで
飲まれて飲んでしまう
背中をさするアタタカイ手
遠回りしてもそれに触れる勇気を。
ボクの中に揺らめく何か。そこにハンモックでも敷いて
津波でも待ちながら
ゆらゆらと漂っていよーか
向き合うボクとボク。
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人は汚い。
という先入観の種を与えれ花開いた固定概念は
既に根は深く曲げられない
人は冷たい。
本当に冷たすぎて
ボクの体温も奪ったんだ
ここまでくると
この火傷さえ
温かいんだか冷たいんだかボクも知れない。
そして出会ってしまった
君の手は凍えきっていて
ボクの手さえ温かいという
君の手を暖めたいんだ
なんでボクの手は
温まらない
ようやく、やっと
決めつけていた勘違いの染み跡が薄くなり始めている
君はゆっくり眼をとじる
ちょっと待ってくれ
ボクを一人にしないでくれ
低温火傷の凍りついた涙が君のうえに墜ちて蒸発した
こんなにも暖かったんだ
感情温度に麻痺していたボクは君に温もりを与えられてることにきづけなかった
ボクが君を殺した
君にボクは救われた
ボクの花が枯れて君の優しさで零れ落ちた種に
なんていう名前をつけよう
どーしようもない
はかなさ故に
人は雑想という。
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競うように地面に刺さっていく雨の針
何もかも、ずぶ濡れにして
もっと生きることだけに
没頭させてくれ
頭デッカチになったボクは
泳げるわけもなく
息継ぎもできず
もがきもせずに
そんなことばかりを考えて
ずぶ濡れになって
風邪ひいては呆れて笑う。
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なみだ 哀しみの染みあと
無防備になる
充血した眼は世界が墜ちてもみることをやめないから
君をこの世界に包囲してあげる
世界も透きとおる心を独占したがっている
人は哀れんだ様子で
照らす日差しを嘲笑してた
この感情は哀しいとかじゃ判断できない
混ざりすぎててボクの言葉じゃ表現できず朽ち果てて濁っていく
なみだ 哀しみの染みあと
月明かりで浮き出た
頬に残った染み
ボクはそれを哀らしいと思うんだ
愛らしいと
ただ流れてしまった感情はただ流れてしまったんだから、流してしまえばいいよ
ボクの注ぎ注ぐ愛に
君が満ち足りて
少しでも零した愛が
めぐりめぐって
ボクに還ってくればいい
そこに触れられるものがあるなら
きっとそれは君なんだよ。
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ボクらは傷つけあって
見つめあって
しらけた日々など
語り合って
気づけば誇りばかりが
先行していて
開拓されていない
頭に言葉たちを
飼い馴らして
臆病なボク
歩み寄ってきた
機会にも
生きてるボクの
震える足が
ブレーキ踏む
飼い馴らされてたことに
どん底で出会う
踏み出す足の意味を?
能書きたれてんなよ
その時点で石ころに逆戻り
もう都合のいい
偶然はいらね。
見つめあわずに
平行に並べたら
初めてみる同じ景色
もう一歩近づく。
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その手を離さないでよ
私は迷い続けるから
眼をそらさないで
焦がれる星
あたたかくない
だけど冷たくはないよ
憧れた頃に
今更
何故私は憧れるんだろう
もうあがりきらない
はずだった
恋の沸点
逝きたいなら逝けばいいよ
あの頃も今日も
見えない君の向こう側