詩人:あいる | [投票][編集] |
みんな心にいくつか世界を持っていて
吐き気がするくらい
大切で
寂しさや苛立ちの
穴埋めしてる
近寄んないでくれ
鬱るよ
悠然と裂くよ
濁すものなんか
一つもいらない
ボクはボクが嫌いだ
革命家でもなんでもない
誰の味方でもない
迷い込んだ
後ろの正面だぁれ
願わくば
ただ悠然と咲くよう
みんな心に
化け物が住んでて
そいつを
いつ発狂させよーか
悩みながら過ごしてる
世界中の飼い犬の首輪を外してあげたい
何匹が帰ってくるのかな
被害妄想をおつまみに酒を飲む
づるいな人間
逃げ道だらけだ
テイタラク
死んじゃった家の犬が
帰ってきて
ボクを埋めようとする
ほらね言葉なんてさ
振り向けば
尻尾振ってるボクの
悲しみの合図
まだ未確認の感情が
出番を待つ
当てはまることはなくて
スポットライトを
浴びることのない
一人ビンゴ大会
買い物にいったら
半額のシールを
ボクは貼り付けられた
その瞬間に群がる群集
なんでボクを
選んでくれたの?
安いからだよ。
中身なんかみちゃいない
つくづく救えないよ
価値なんて
掘り下げたら無限大
比較をなくしたいわけじゃないのに
残ってしまった後悔たちに
挨拶まわりを済ませた
またね。
跳ねられて冷たくなってる犬がいたから
もう跳ねられないよーに
道の隅に運んであげた
お前が死んで哀しんでくれる人はいるかい?
零れちゃった涙が
悔しくて
スギ花粉のせいにして
夜になれば怖くなって
自分抱きしめ眠る
レム睡眠
今日も空気は澄んでて
ボクは生きてる。
何を望まずとしても。
願わくば
ただ悠然と咲くよう
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笑って逝ったよ
ファックオフ
足を無くしたから
飛べると思ったのに
リライト
笑顔
こめかみに増やす弾痕
周りを気にして言えない本音
心拍数は刻む四拍詩
錯乱
作りsmile
繰り返すkill
日常に飛び込むよ
妄想
暴走
怯えて逃走
ベランダから
空に飛び降りた
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夢の中ではやっと
降ってくれた雪達
水分は含んでなくて
冷たさだけが目立つ
パラパラって
磨かれた
灰色は
溶けずに積もった
ピカピカって
雪を退かしながら
歩くボクは空が不思議
等間隔の街灯が
上を向きたいって
泣いてる
歩けなくなって
ボクは泳いでる
溶かさないよ
夢見ていたいの
君の喉が
辛そうにみえたから
のど飴じゃあないけど
君に一粒雪をあげたんだ
おかしいよね
君は人生の味がする。
って言ったんだ
ボクも味見したけど
味なかったな
人生ってこんなもんか
まだ
捉えきれてないのかな
空が不思議
あの青さに脅迫されたの
むごいほど小さいボクは
ボクらは空が不思議
サラサラって。
お別れもしないで
雪は消えた
一粒涙が
ボクの唇に触れた
人生ってこんなもんか
でも人生の味がしたんだ
今日は一段と
空が不思議
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抱き寄せると丁度さ
ボクの鼻息が
君の髪を揺らす
君は其れを寒いと言った
目の前の真実は
変わらない
君の吐息は
何処にも帰る場所がない
其れにも
温度は生じていて
眠気を誤魔化しきれない
ゆっくりと
寝返りをうつ君は
確かに呼吸を
繰り返す小宇宙
今日も逝き場を失った
吐息は
ボクをまっさらにする
素直に云いたい
完璧な言葉はあるけど
ボク自身の言葉はない
嫌った
壊した
脳裏によぎらせるのは
きまって
カテゴライズされた
未来確定図
明け方の淡いホシに
時間を告げられる
魔法は解けない
キスをしないでも
起きてしまう君は
ずるいくらい
素直に云ったの
きみのゆめをみてた。
言葉がいらなくなった
ボクは君に触れた
君は其れを寒いと云うの
吐息は未だ
其処にいた明け方
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思い出せない明日
あれは今も忘れない
珍しく台風が
咲かなかった
1から12の呼び方が嫌い
好き嫌いが
生まれちゃうから
季節と別れたフェブラリー
まだ忘れてないよ。
流線型の波はまだ温い
砂浜はひどく湿っていて
膨張する季節の羅列
空に向かって指を振る
絵を描く仕草
常識中毒のみんなには
見えないはずだから
泣いていたボクを
ボクはみつけられない
黙りこんだフェブラリー
二月は死んだ
なら其処から唄う
ハッピーバースディ
生まれ変わるのは誰
割れた貝殻で足を切る
海の青より
少し強い
こんな所で夜があけてら。
沈黙の紫
記憶の中の
あの季節
未練を残す気温
忘れてないよ。
珍しく台風が
咲かなかった
ただただ
目に染みちゃっただけ
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頻繁に流した涙だって
一つも軽くなかった
五月雨狂気色
半端な体感温度
溺れるにはまだ足りない
白黒
ハッキリつけよーよ
自らを否定的に過ごす
花びらを千切る表情
視線は指先に
其の先に
まつ毛がとても長く
針のようだから
今夜は
白濁の月が降るから
僕の腕の中に
時間を閉じ込めてあげる
たまには
ゆっくり泣いてもいーよ
二度寝から目覚める
ボクは
春の雨を懐かしむ
君を懐かしむ日も
来るんだろうか
明日降る雨は
ボクの狂心を掻きたてる
去った過ちが
過去と云うのなら
未来も過ちと呼んで
構わないから
見つからないけど
見つけたいの
この雨に
託したんじゃなくって
さよなら
壊れたんじゃなくて
放たれた生感帯
真っ青な夜空
手のひらから咲いた
不愉快モード
溺れたいのに
生まれた浮力
明日降る雨は
花びらを綺麗に落とした
君は可哀想と。
ポツリと。
また春がくるね
ボクが君を咲かせるよ
たまには
ゆっくり泣いてもいーよ
ボクの前で降る雨は
もうすっかり
春でした
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勝手気まま
いつまでたっても
慣れ知らず
きっと沢山の多分で
ボクら成り立ってる
今
今
防波堤を乗り越えてくる熱がボクを湿らせた
悪態の彼方に
どうしようもなく高ぶる
永遠は突如やって来る
目頭は寝不足
悪趣味
無い物ねだり
稚拙な左脳右脳
だけど欲しいソレは
君しか持てない
裁縫で考え方を
縫い付けたら
人間証明書を剥奪して
書き換えはもう来ない
ボクと君は何処
締まりのない決まり文句ケースバイケース
面倒です
何もかも
ただ溺れていたい
感傷的感情
所詮は無知なまま
目眩がするほどに
泣きたくなるほどに
明白になる
慢性的鼻づまり
幸せです
を
嗅ぎつけられない
鈍感と知りながら
胸の痛みには知らんぷり
嗚呼
何故こんなときに限って
口内炎がこうも傷むの
束ねたよ優越感
損ねたよ劣悪な環境
嗚呼
幼き頃に戻って
擦れてない瞳で言うの
はやく
おおきくなりたいな。
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誰かと誰かが仲直りする
君の唇を貸りる
心を含む
微弱な熱伝導
熱と一緒に奪われた中身
一人でいるとボクを感じる
鏡はいつでも
ひやりとしていて
手のひらに残る感覚は
しばらくボクを惚けさせる
鏡の中のボクと
眼が合って言われた
いい子
いい子は
疲れるだろ。
いつものことだ
こいつは
ろくなことを言わない
いつもどーりさ。
車のラヂオが
電波をあまり
キャッチしない
飛び飛びのノイズの中で
聞こえちゃった
またあいつが口を開いた
馬鹿なフリも
板についてきたな。
みんな信じきってるぜ。
誰よりも冷めてんだろ。
滑らかな悩みは
どかしずらい
渇いた唇は
会話の度に
血で滲み潤う
舌の上に生えた雑草
否定できない
感情が浮き彫り
泥棒の始まり
じゃあ終わりも
くるのかな?
一人でいるとき
ボクを探すんだ
鏡に言い返す
幸せの意味も
わかってきたんだろ。
鏡に言い聞かせる
何で泣いてんだ。
こんなにボクの手は温かい
血が通ってるから
なんだってよ。
alternate hammering
素敵なことだね
鏡に手を添える
鏡のボクが
笑って眼を逸らした
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種も仕掛けもないからね
花の真似して
陽のほう向いてただけさ
君は自感をとめる
ゆだねたい。と
光が好き
単純に
呼びとめたメロディ
誰が口ずさんでた
受けとめた花びら
足りない光
ボクは涙をこらえた
堕ちていく日々は
甘ったるく
ボクら
指を絡める
君は時間をとめる
泳ぎ方は知らない。と
溺れたいと想っている
月と沈みたい
沈黙の浅瀬
君が舐めて溶かす
緩い握力で触れる指先
ボクはみとれている
アンティークのような
うすい魔法に
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こんなアクドイ街灯の
嘘臭いイルミネーションで
何を照らせるの
夜でもこう明るくちゃ
いつ眼を閉じて
朝を待つか
わからずに朽ちるよ
君が言った
合図が無いと
道路も横断できないと
手を引き唄う
lalala
電気を消した部屋
君の手に
まだ触れてるボク
ほほ笑みながら
君がなにか口ずさむ
いつだって照らしてる。
夢でも君に触れていた
重力が少し軽い世界
背伸びもなしに
君が簡単にボクに口づける
君かボクが唄った
確証の持てる未来なんか
ありゃしねーけど
この空気が好きだな。
光を浴びてる星を
振り落とすよ
どれか一つは
君の上に流れますように
君が好きだな。
離れていても
君が照らしてくれるから
どこでもステージ
たまらず唄うよ
lalala