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あいるの部屋  〜 新着順表示 〜


[107] 君の真似して弾くピアノ
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ぬるいぬるい白昼夢に浸る






鍵盤を優しく叩きすぎて
ピアノから音は聞こえずに






いつまでも眺めていたい
風の行く末
人の末







海の香りが踊る






香りは強烈に記憶を呼び覚ます








膝こぞうまで
登ってきていた蟻を
フッと一息で飛ばした







風に乗って蟻はゆらゆらと
飛んでいった






君の真似して弾くピアノ
意味も無くして弾くピアノ






聴いてくれる君が欲しい







清々しい風に乗せて
届けたいはずなのに






こんなにも
穏やかな気分なのに








風に舞って愛はゆらゆらと
漂っていた









鍵盤を優しく叩きすぎて
ピアノから音は聞こえずに



2006/07/05 (Wed)

[106] 晴れの日も長靴を
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一日一膳
自分の為にしか動けねぇ




こんな雨の日でも




もう長靴は
履かない歳になりました



君は
よく泣くお年ごろ


俯いた表情が
似合う子になりました


なりたくないのにね
ボクも好きじゃないよ






大人って弱い
いきものなんだね

大きいだけなんだね





おーい




笑ってよ




ボクも俯かなきゃ君の顔が
見れなくなるだろ




君は笑っては泣いた


嬉し涙だって



やっぱり
自分の為にしか動けねぇ




せめてその涙を拭おうか




君は
笑顔がとても素敵な女の子


2006/06/30 (Fri)

[105] 君となら快晴
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雨上がりの散歩道



長いスカートを引きずって歩く君



裾が汚れていく



どんどん染みていくけど
みてくれなんか
気にもとめていない様子



どーしたボクは
かっこわりーなぁ
下向いてばっかじゃないか


君が気になって仕方がないんだよ



せめて
青空が移っている
水溜まりの青がスカートに
ついちゃえばいいのにと




君の足跡をなぞる





青いスカートを引きずって歩く君





君の隣を歩くボク





ボクは青空を見下ろしてる






青空と歩幅を合わせる




揺れるスカートが


夏が近いわ。
と教えてくれた




ボクは
何色に染めあがろうか





君となら快晴


2006/06/26 (Mon)

[104] ソウルフルワンダーヘヴン
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振りほどいた手は
胸が痛む優しい過去しか
掴めないで切なく


ボクが瞬きで
切ってきたシャッター
現実に
だぶって見えちゃうんだ




ベンチに座っている君



となりは空いてますか。





ベンチの隣
ボクの右手にはらりと青葉


こんなに若い葉が
散らなくてはいけない訳を教えて。




一生に一度のお願い


ここが使う場面だろ。
君なら笑ってくれるだろ。
苦しいときだけの神だのみ




一人になってから
ドライアイ

かさついたシャッターを
切り続ける

湿った日々にドライ愛

君のいない写真は
ひどく馬鹿馬鹿しいよ




もうたくさんだ
空の青の美しさも
海の深い雄大さも
街のイルミネーションも


もうわかったから





一生のお願い。




君に


君に逢いたい





柄じゃなく胸が弾むんだ


周りなんか見えちゃいない生きていることが天国さ





となり空いてますか。


ふいに
右手に重なる左手と青葉


涙でピンぼけた
シャッター音


ポタポタ


くすりゆびに
おそろいのリング


静かにシャッターを切ろう

胸が弾むんだ
ソウルフルワンダーヘヴン

2006/06/22 (Thu)

[103] いつかこんな朝焼け
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夜が明けずに
待ってくれてる



もう殺したからいいよ
離れてしまっていいよ



大切にしてたしてたって
君だってされてたんだよ



最後まで気づけなかったね
気づかせて
あげられなかったね



ボクは弱くないから
後ろ振り向かなくていいよ




悲しいことがあったら
ちゃんと泣いておくんだよ


君の
休憩所になりたかった

服がびちゃびちゃになるのも悪くないもんだよ
君の涙はあったかかった



もう朝になってもいいよ
ボクは弱くないから
涙は乾くから





いつかこんな朝焼けに
君も泣いてくれるのかな


2006/06/21 (Wed)

[102] 真昼の月
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言葉は覚えたはずなのに


簡潔には言えず
縮めた複雑





生まれたままの姿に
戻してくれた
緊張とは無縁





息きらして笑う
本能の熱量があがる





君の胸に最速で届く
言葉を催促したけど
脳内麻痺
沸騰して溢れちまった





興奮気味な空気が震えた
声が跳ね回る
切り裂く平凡






お互いにとめた呼吸
こんなに火照るのは
日差しのせいにでもしてよ





言葉だけが全てじゃないよ

足りなくて補うんじゃない




みたくない世界もあるのさ

まだ少し恐いから


君と眼をあわせていよう





眠れない真昼に

デコボコした月が
風をうけて昇って溶けた





また君と眼があった

こんなに火照るのは
日差しのせいにでもしてよ



初めて見た世界は
愛で保たれていた

2007/12/04 (Tue)

[101] ステップに光
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天使は夜中に飛びまわる






キセキならそこらで拾うよ




外灯にたかり朽ちる虫の命
消えない花火みたいだ
綺麗だけど
だけど
これでいいのか






人の幸せに便乗した走馬灯
楽にたかるが朽ちない体
ボクは本当に生きたいのか
息の仕方はどこで覚えた








振りかえってみても
写真も笑ってくれないよ






巡り逢えなかった
君が大好きなボクには






大人びたわけじゃないよ
時間が
人を変えるんじゃない

正常異常か区別がつかない





おっかしいな
正直に生きてきたはずだよ





外灯の下
スキップする君の影





振り返ってはささやく様に






あなたが好きよ





笑ったんだか泣いたんだか
君の大好きなボクかは別で



ボクは君が好き


一人じゃ生きていけない
君と生きたい
弱くなったんじゃない






正直なだけさ





ボクは飛びまわる天使の
手をひいて




2006/07/13 (Thu)

[100] 疾走
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モノクロの思い出の中で
喜怒哀楽を
鮮やかに表現する





イメージの中を独占
加速して
我儘なボクの欲求が
渦巻いた午前惨事




後悔すらできずに
経過した時間の針を
逆に舞わす





どんな顔してるかわからず水溜まりに映す一人遊び
いくつもの波紋が
涙を知らせる





短針と長針が12で重なり
騒々しく結婚式を挙げてる



感情のない物に嫉妬心
針をむしって時間を
無くした




誰のためでもなく
太陽と月





景色がモノクロに還るように駆け巡る




どんなに弱くても強くてもこの感情の
名前は変わらない





永遠に続く独占済み今日を
忘れるため
思い出すため





どんな顔してるのかな
この感情の名前は





波紋広げ疾走




2006/06/12 (Mon)

[99] おそろいのカーテン
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絶望と希望の
カーテンを閉めた
もう何もみたくない


中途半端に強さを得た
ボクは
何度、失敗しても
あきらめられない


絶望と希望の
カーテンを閉めた
隙間から零れる光は
やっぱり希望なのかな



ボクとおそろい
中途半端な君も
得意のやせ我慢
恐いからカーテンは
夜にしか開けないんだ


零れる光は君なんだな
ボクは
君を置いていかないよ



君以外の言葉を
知らなかった



月明かりよ
優しく優しく


どうか今のボクと
おそろいの気持ちを君に



2006/06/08 (Thu)

[98] 哀流
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闇に君を
闇に君を


ほしかったものは
全部、君がくれた。


闇に君を
あぁ、ボクには勇気を


君の哀しみを
流すだけの力を


日々には君を
錆びた日々の潤滑剤を
踏み出せなくなるまえに


波には叶わぬ想い
寄せては還さず


導いたはずの君に
違う
導かれてたんだね君に


君のワルツを
胸の琴線に触れる旋律を


あまりにも歩幅が短い
君の歩調がボクの鼓動


3、2、1

濡れる膝元
波には叶わぬ想い


1、2、3

錆ついた喉元
手の届くところで
波は引いていく



濡れた頬
君の泣き声
きれいなウタに聞こえるよ

胸の琴線に触れる旋律



君の表情がボクの鼓動


ほしかったものは
全部、君がくれた。



もし、
君の涙を拭えるなら

哀しみを流せるなら


ボクが、
君のほしいものを
あげることもできるのかな


寄せあう感情が重なる。





3、2、1


2006/06/05 (Mon)
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