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あいるの部屋


[198058] スヌーズ
詩人:あいる [投票][編集]



目覚ましの代わりか
君の震度1を思わせる心音


遅い朝食が何よりの贅沢なんだ
余熱で鳴り止まぬ拍手をしてる
スキレットの目玉焼き


危うさを含んだ突き抜けた幼さを
懐かしいで終わらせないで

部屋の片隅に凪ぐ綿埃
胸の内を巣くう諦めにさざ波を


こうやって指を回して

そんな仕草も
2人なのに誰だってする目隠しも

全て見えているトンボも
明日も見えてないボクらも

たまには臆病でも許してよ夕焼け


色々知ってしまったけど
遠回りじゃないよ

帰ろう。帰ろうか。
たとえそれが進んでいるとしても


窓辺に着けた三日月の船
胸の内を救う掃き溜めに愛を


ボクの手は小さい
ボクよりも君の手は小さい
手をあわせて
人みたいだって笑った


夜が滲む前に
曖昧な今を追いかけよう

2023/07/26 (Wed)

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