詩人:あいる | [投票][得票][編集] |
長い助走で飽きてしまう
追いつくもなにも
同じ道じゃないんだ
要らない過去の分子が
明日への軌道を濁した
光を妨げるためのカーテンも
必要がない気がするんだ
ボクら嫌なことから
逃げるの上手になりすぎた
便利な時代になったもんだ
人は不便なままさ
きっと不便なままさ
きまぐれで飼った
観葉植物だったから
いつか枯れると思ってた
枯れたから
いっちょまえに悲しんでみた
淋しくないよ
虚しいよ
嘘を吐いて
自分も騙す
出会わなければさ
水と光で生きてこれたのに
いつから愛が必要になった
1人で生きていけることが
分かったのに
いつから君が必要になった
どのタイミングで咲こう
いつ枯れよう
便利な時代になったもんだ
雨を避けるための
傘(理由)も
必要ない気がするんだよ
出会わなければさ
水と光で生きてこれたのに
いつから愛が必要になった
1人で生きていけることが
分かったのに
いつから君が必要になった
束縛から程遠い繋ぎ愛
種を飛ばして逢いにいくよ
言えるかな
過去を別けてくれよ
終着点なんかいらない
背負うような命じゃないから