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あいるの部屋


[234] july
詩人:あいる [投票][得票][編集]



眼を閉じないでキスをした

遠い夏を目指してたら
いつのまにか
追い越しちゃってて


水っぽくなった麦茶は
あと一息で
水にはなれなかった



夏服が透かした虚栄心は
はるかに薄いブルー


恋なんてまっさらよりは
濁るホワイト

曖昧だから
美しいものがあるんだよ


君は洗い上がりのシャツみたいに知らん顔してる



2009/08/02 (Sun)

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