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あいるの部屋


[273] 漂白罪
詩人:あいる [投票][得票][編集]



何となく飼った熱帯魚
いつも不思議だった


魚が水を汚すのか
水自身が汚れていくのか

ボクはどうなんだろ
汚れたのは社会のせい?
ボク自身かな
何かのせいなら楽になるかな


そう思うと
また少し汚れた気がした


右も左も善悪も
喜怒哀楽も作り笑いも
それとなく身についたけど
この汚れの正解は?


正義と正義の戦争だ
喧嘩の時点で両成敗
どちらにもデメリットはあって

とどのつまり相手から見れば対悪なのかなぁ

それは寂しいことだよな
きっととても寂しいよな


話は戻るけどこの詩の
タイトルは漂白罪


償うのが人生なわけないよ
正解も正体も今は曖昧にして

下手くそになる仲直り
上手なふりの強がり


浄化しあう作業を
愛と、呼ぶのなら

汚れた君をもっと見せてよ


2015/01/13 (Tue)

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