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あいるの部屋


[276] ペースメーカー
詩人:あいる [投票][得票][編集]




君の言葉が
麻酔のように染みて

辛いことを鈍感にしてくれる


ボクの声には
睡眠作用があるらしい

キミがよく眠れるように
長電話しよう


みんな誰かの執刀医
成功率は五分五分ですね
君の心は今夜が山だ


君自身が助手をして

器用なほうではないけれど
壊れてしまうなら
ボクの心を移植しよう

涙はを待ってるから
焦らないでのんびり泣こう

歩み寄ってくれる
君を待ってる


孤独を焼き尽くす炎になる

融通のきく毛布になる

瞼を閉じるための音楽になる

今日を知らせるカレンダーになる

平凡を感じさせてくれる通勤電車になる


君のボクになる
ボクの君になる

失敗なんて本当はないんだ

鼓動は気分に任せようよ


完治なんてしなくていい

この胸の高鳴りを分け合って

2015/04/01 (Wed)

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