ホーム > 詩人の部屋 > あいるの部屋 > 世界との共鳴

あいるの部屋


[31] 世界との共鳴
詩人:あいる [投票][得票][編集]

荒ぶる感情音をぶちまける

滞ったボクの老廃物を薄めて

ぶった切った血管を

喜怒哀楽に繋げて掻き鳴らす

痛すぎるくらいの快感が突き抜ける

遠のく意識の中


人で在りたい

世界との共存


ボクはボクにきらわれてたんだな

世界に愛されるはずがない



こんなに心臓はあったかかったんだ


行く手を塞ぐ水溜まりに映る空に飛び込む


抱いているのか
抱かれているのか


青と雲の二色の翼


心臓につけるキスマーク



もうすこしだけ、
    がんばれるかい?

脈打ちだした心動が
翼に深紅の波紋を広げる


ボクの血を空に溶かして


ほら、奇麗な夕焼け

2006/02/14 (Tue)

前頁] [あいるの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -