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あいるの部屋


[9] 摂氏零℃
詩人:あいる [投票][得票][編集]

此処からそこまで距離はこれだけ

近づいても僕だけ世界と繋がらない午後

君の記憶の花束にある僕の色を枯らして
つぶして

戻りたい過去にバック

できるはずなく鏡に映るバカにファック

あと何回思いでを鳴らして二人が見つめ合うのだろう


持て余す感情逆流

過去から来た青い祈りに現在の僕がいまいち胸張れなくて下を向く

もどかしくて逢いに行く

もし僕の人生が誰かの読んでる本の中ならこんなにハラハラさせないでくれ

でもこの鼓動は忘れちゃいけないんだと

こっそり心に傷をつける


忘れかけたら消えない目印を君と確認しよう


いまいち胸晴れなくて自由と束縛の世に叫ぶ

胸の綻びを紡ぐすべ言葉を僕は持ち合わせてないけれど

いまさらけだした感情をしまいこむなんてもったいなくて

僕らは流されぬ愛にいく

結局

僕の答えは僕から君まで距離を零にしたいだけ

重なる鼓動は忘れちゃいけないんだと

こっそり心に傷をつける

忘れかけたら消えない目印を君と確認しよう

2006/03/01 (Wed)

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