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あいるの部屋


[96] 君の日
詩人:あいる [投票][得票][編集]

君が消えた頃につけた
風鈴がまだ揺れてる


枯れた花束を包む
とても綺麗なビニール
命の無いものだけは
色を保ったままなんだね


たくさんの涙の下で
上を見上げてた。

君の涙が
ボクの眼に落ちた

ボクら
ひとつになれなかったけど


涙はまざった。まざった。


風にあおられ
風鈴が落ちて割れた


ひとつに戻れない風鈴は
綺麗な音色は
奏でられなくなった


晴れの日
風の日は

君の日


綺麗な長い髪がなびくのを見てるのが大好きだった





何が綺麗で
何が綺麗じゃないんだろう



ボクは君が大好きだった。


2006/05/20 (Sat)

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