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あいるの部屋


[94] ほどけた二人
詩人:あいる [投票][得票][編集]




そんなに幾つも救えないよ


ボクにだって
ゆずれないモノ
くらいあるのさ





何もかもなくしても
君をてにいれるよ


何も持ってなくても
君に伝えるよ



目隠しして
鼻をつまんだって無駄さ
足が勝手に歩きだす
ボクは生きたがっている。



もういいんだ、
退屈なフリは。




ボクが
キスばかりしていたから
君は唄えなかったんだね



幸福に浸かって
平凡にすがって
単調に唄っては


君とボク交わって
時間軸は歪まなくて
世界は広がり続けてて
二人ぼっちになりたかった



そんなに幾つも纏えないよ

ボクなりの
価値観だってあるのさ


もう○×じゃ決められない嘘はつかないよ


人を騙すまえに
自分を騙せない
口が勝手に唄いだす
ボクは生きたがっている。

+と−が比例して
共存する妄想世界



もういいんだ、
強いフリは。


単純なんて言葉で
片付けないでほしい

初めから
初めから
選択肢なんてなかった



でもゆずれないんだ
こんなに生きるのは難しい

ボクらはただの人間さ
生き方に
評価をつけないでくれよ





何もかもなくしても
何も持ってなくても


二人ぼっちになりたかった



2006/05/15 (Mon)

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