詩人:はるか | [投票][得票][編集] |
最愛の息子が覚えた
最初の言葉は
「パパ」だった
どう見たって
そんなキャラじゃないが愛しい我が子の手前
目をつぶってやろうと
決めた
さて…
お次は「ママ」の出番!と思いきや、
じいじとばあばが丁寧に「お母さん」を繰り返し気付けば 息子も
「ぉがーがん」
夢や希望は 一網打尽
コッパミジン
ああ 理不尽
ママと呼ばれて振り向くあたしを 何度心に描いたことか
それでも黒目がちな瞳に映る あたしはこの子の
「ぉがーがん」
されど母は強し
女は度胸と覚悟決め
岩をも砕くような この響き
しっかと胸に焼き付けて岩壁の母になり替わり
雨が降ろうが
槍が降ろうが
影になり 日向になり
地となり 標となり
しっかと守り抜いていこうと
心の日記に
そう 綴るのです
「ラブリーママの
子育て奮闘記」