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はるかの部屋


[39] 辿りつくのは海の青
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その時僕等は
声高らかに走り回り


君は笑って


時間の許す限り
この砂浜にやって来ては


水平線と空が
溶け合うのをながめた



縛られず


とらわれず


全ては一瞬で可能になる事を信じた



叫んで  飛んで


 甘くて


  自由だった



はみ出た僕等の行き先は


夢や希望なんて


そんな綺麗なもんじゃなく


ただ目の前にある


その先へと手を伸ばすだけ


それは それだけで


僕等には十分だったさ




誰かが忘れていった


黄色い麦藁帽子


波間に落ちて


青に溶けた








暑かったね…

    夏

2006/07/28 (Fri)

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